top of page

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シニアのための知識と気づきのページ

 

 

〜誕生から死へと続く「命」を、今あらためて見つめる〜

 

「命」とは、単なる生物学的な活動ではありません。

人間の命は、肉体、精神、心、魂という多層構造から成り立ち、

長年の経験を通して深まる意味を持っています。

 

人生の後半に差し掛かった私たちシニアは、

過去の経験から命の尊さ、儚さ、そして力強さを感じてきました。

命を知るとは、自分を知ること、

そして人間の本質を理解することでもあります。

 

このページでは、命を科学的・哲学的・心理的な観点から深く探求し、それを通じて自らの人生を見つめ直す機会を提供します。

 

 

 

▶︎命を理解するための学び | 専門的知見からの考察

 

 

1. 命は「時間」ではなく「質」で測る

 

現代の老年医学(ジェロントロジー)では、平均寿命の延伸と同時に「健康寿命」の重要性が強調されています。健康寿命とは、自立して日常生活を送れる期間のことです。WHO(世界保健機関)もこの概念を支持しており、単なる寿命の長さではなく、人生の「質(Quality of Life)」を重視すべきだと述べています。

 

例えば、アメリカのナース・ヘルス・スタディ(NHS)の研究では、身体的な活動、ポジティブな社会関係、精神的ウェルビーイングが寿命と健康寿命に強く関与することが明らかになっています。命を「時間」ではなく「どう生きたか」で捉える視点が、今後ますます求められるでしょう。

 

 

2. エピジェネティクスと命の自己変容可能性

 

遺伝子は変えられないと思われがちですが、近年の分子生物学の進展により、生活習慣や感情、ストレス、食事といった環境因子が遺伝子の発現に影響を与える「エピジェネティクス(後成的遺伝)」が注目されています。

 

スタンフォード大学の研究では、ポジティブな自己認識や他者との共感が、ストレスホルモン(コルチゾール)の調整や免疫機能の向上に寄与し、長期的に命にプラスの影響を与える可能性が示されています。つまり、「どう生きるか」は「どう命が育つか」にもつながるという科学的な裏付けがあるのです。

 

 

3. 命と終末期医療 | 尊厳死と選択の時代

 

日本でも近年、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)という考え方が広まりつつあります。これは「人生会議」とも呼ばれ、本人が最期をどう迎えたいか、どのような医療を受けたいかを前もって家族や医療者と話し合う取り組みです。

 

また、ホスピスや緩和ケアの分野では、「痛みの緩和」だけでなく「生きる意味の再発見」を支援するスピリチュアルケアが重要視されるようになっています。人生の最終章を自ら選び、自分らしく生き切るという視点は、命を深く理解するうえで欠かせません。

 

 

4. 魂は悪くならない | 情報体としての命の継承

 

神経科学と情報理論を融合した「インフォメーション・バイオロジー」の視点では、人間の意識や魂は「情報体」として存在すると考える学説が登場しています。これは、肉体が滅びても経験や知恵、記憶といった情報は別の形で残りうるという考えです。

 

また、仏教やキリスト教、スーフィズムなどの宗教思想では、魂は生まれ変わりや永続性を持ち、命の循環を担うものとして位置づけられています。魂を「情報の継承体」として見ることで、命を時間や物質を超えた存在として捉えることができるのです。

 

 

▶︎自分の命を見つめるための問い

 

・一番「生きている」と実感したのはいつだったか?

・命の危機を経験したとき、自分はどう変わったか?

・愛する人の命から、何を受け取り、今に活かしているか?

・自分にとって命とは「誰のため」「何のため」だと考えているか?

 

これらの問いは、誰かの正解を求めるものではありません。自分の中にある「命の声」を掘り起こす手がかりです。

 

 

▶︎「伝え方」は、実は当たり前ではなく、学べること

 

私たちは命について、多くの経験や感情、記憶を持っています。しかしそれを「誰かに伝える」となると、言葉が詰まることもあります。

「どう話すか」「どのように伝えるか」は、習得できるスキルです。

 

フクロウ先生プロジェクトでは、こうした命の知恵や思いを「どう言葉にするか」「どうすれば届くか」といったコミュニケーションの本質を学びます。

 

言葉にしようとすることで、命の理解はさらに深まり、そしてその言葉は、次の世代へ確かなバトンとなります。

 

🔗 [フクロウ先生養成講座のご案内はこちら →]

 

 

▶︎さらに深く学びたいあなたへ

 

命の意味をさらに掘り下げ、人間としての在り方そのものを探求したい方には、「人間形成ライフデザインコーチ養成講座」がおすすめです。

 

この講座では、命を含む「人間形成」の核心に迫り、心・体・精神・魂のバランスを高める理論と実践的な方法を体系的に学びます。自らの人生の質を高めるだけでなく、他者の人生にも貢献できる力を養うことができます。

 

🔹 フクロウ先生養成講座:

すでに持っている知識・経験・知恵を、子どもや家族、社会に「どう伝えるか」にフォーカスした短期集中型の講座。

 

🔹 人間形成ライフデザインコーチ養成講座:

命や生き方を軸に、「人間としての質を高める」ための本格的な学び。人間理解とライフデザインの両面から成長を目指す長期プログラム。

 

どちらも、あなたのこれまでの人生を活かすための道。ご自身の想いや目的に合わせて、選択いただけます。

 

🔗 [人間形成ライフデザインコーチ養成講座のご案内はこちら →]

命.png

@2025 Yoko McMahon / 一般社団法人エグゼクティブシニア倶楽部

bottom of page