

能力
シニアのための知識と気づきのページ
〜能力は「経験」と「自覚」の合成体〜
年を重ねると、
身体的能力は低下することもありますが、
精神的、知識的、社会的な能力は
むしろ増していきます。
この「増している能力」を自覚し、
本人も周囲も課題化することで、
社会的存在意義も再立します。
▶︎能力の本質を見つめる視点
1. 「知恵」は、簡単な知識の重ね方ではないシニア期にまとわり始める知恵は、「事実を知っている」ことや「体験した」ということだけでなく、それらを「分析し、結びつけ、他者に合わせて行動化する」能力です。
2. 「黙っていても伝わる」、これも能力「何かを言う」のではなく、そこにいるだけで「伝わる」人の存在力。それは経験と性格のコンビネーションから生まれる、シニアだからこその能力です。「役に立つ」というよりも「役割のある存在」として、能力を再定義する視点が必要です。
3. 能力は「伝えるため」に経験される少年期や中年期の能力は、たいてい「自分のため」に発揮されますが、シニア期になると、その能力は「伝えるため」に活用されるように変化していきます。これは世代間の「伝承」であり、社会性の続伝性を支える基盤となります。
▶︎未覚の能力を見つけるためのメモ
自分の「辛い経験」は、今の能力にどのようにつながっている?
「これだけは負けない」と言えるものは?
その能力を、だれかのためにどう使える?
これから、どんな能力を輝かせたい?
▶︎能力を「伝える」に変換する場
経験を「話しているだけ」では、伝わりません。能力は、その伝え方によって「意味」を持つものとして再構成されます。その基礎を持ち、「伝える技術」を学ぶ場として、「フクロウ先生養成講座」があります。
🎓 能力の生かし方を学び、人間形成へ
能力は「あるかないか」ではなく、「どのように用いるか」で意味が大きく変わります。その視点を持ち、人間としての成熟を探索する場として、「人間形成ライフデザインコーチ養成講座」があります。